今回は一度は見たことある数式のエラーについてざっくり紹介したいと思います。
Excelを使っていて、ほぼ必ずと言ってもいいほど立ち会うことになると思うので、是非参考にしていただければと思います。
よく見かけるエラー
#DIV/0 エラー
エラーメッセージには「数式または関数が0または空のセルで除算されています。」と表示されます。
これはエラーメッセージの言う通り「割る側の数字orセル値が0(空)ですよ」という警告になります。
↑のシートだとB4セル値をC4セル値で割ろうとしていますが、C4セル値(割る側)が空になっている為エラーになっているわけです。
解決する為には、割る側の数字・セルが0 or 空欄になっていないか確認してみてください。
#VALUE エラー
エラーメッセージには「数式で使用されるデータの形式が正しくありません。」と表示されます。
なんだか抽象的ですが、ざっくり「計算できない形式のデータが入ってますよ」みたいな内容の警告です。
↑のシートで各生徒の国語と算数とその合計値を入力しているのですが(##点は書式で表示)、山田君の算数の欄だけ「95点」と”点“まで入力しているため、エラーになってしまっています(数字と文字列は足し算できない為)。
解決する為には、大体入力ミスが主な原因になっているので、このエラーが出た数式内のデータ形式が間違っていないかよく確認してみましょう。
#NAME エラー
エラーメッセージには「数式に認識できないテキストが含まれています。」と表示されます。
↑のシートではF7セルのSUM関数がSUMMと誤って入力されており、そんな関数は存在しない為エラーが発生しています。
解決する為には、こちらも#VALUE エラーと同様、入力ミスが主な原因になっているので関数名が間違っていないかよく確認してみましょう。
#N/A エラー
エラーメッセージには「値が数式または関数に対して無効です。」と表示されます。VLOOKUP関数を使っているときによく見かけるエラーになります。
↑のシートではC5セルの商品コードに対する商品名と値段を表示させるようにしているのですが、商品コードが「S0005」の商品はない為(S0001~S0004まで)、エラーが発生しています。
解決する為には検索値が検索範囲内に存在するか確認してみてください。
以前、VLOOKUPとXLOOKUPについても紹介していますので、こちらも併せてご覧ください!
#REF エラー
エラーメッセージには「セルを移動または削除すると、セル範囲が無効になるか、または関数が参照エラーになります。」と表示されます。
別のセルや別シートを参照していて、そのセルやシートを削除すると起きるエラーになっています。
例として、社員情報検索シート(以下検索シート)と社員情報一覧シート(以下一覧シート)があったとします。検索シートのB4セルに社員コードを入力すると、それに対応した社員名が表示される仕組みです。
ここで一覧シートを削除してしまうと参照先が不明になってしまい、検索シートでREFエラーが発生してしまうわけです。
ここに関しては解決方法というか、セル・シートを削除する時は数式に影響がないかよく確認してから削除するようにしましょう(笑)
まとめ
今回は一度は見たことある数式のエラーについてざっくり紹介しました。
紹介しきれていないエラーもありますが、「数式がエラーになって直し方がわからない!」なんて時に思い出していただければ幸いです。
コメント